介護職として京都で働く時の注意点

日本を代表する古都、京都は魅力が高く、移り住みたいと考える人は少なくない。
比較的コンパクトな街に必要な店や施設が集結しているため、生活しやすいと評判である。
それから、盆地だけに道が平坦で、自転車での移動が楽だとも言われている。
市街地であれば基本的に冬も自転車に乗れるので、通勤電車やバスに揺られる必要はないかもしれない。
自転車に乗りながら観光気分を味わえるのも京都の魅力だ。
歴史的建造物の中に新しい個人経営のカフェや雑貨店などが混ざり、新たな魅力が生まれていることも見逃せない。

しかし、近畿地方の中では京都で働く介護職員の平均給与は低いほうに分類されるにも関わらず、全国的に見て物価の高さが上位に上っているので注意しなければならない。
物価指数の地域差指数を見ると、食費や家具、家事用品、教養や娯楽などの項目が、東京の次に高くなっている。
移住するのであれば、できるだけ家賃の安い土地に住むことが大切だろう。
それだけでなく、周囲に安く買い物ができる店があるかどうかも、しっかりと確認したい。

加えて、給料が高めの介護施設に入職することも大事だ。
常勤の月給制であれば、介護老人福祉施設やグループホームの給料が高い傾向にある。
それから、常勤の日給制では介護老人保健施設やグループホーム、常勤の時給制では訪問介護事業所やグループホームの給料が高めとなっている。
介護老人福祉施設は求人が少ない傾向にあるから、グループホームが狙い目と言えるかもしれない。